【冷凍野菜とは一体どんな存在なのか?】

みなさんの身近になった『冷凍野菜』。

最近は、コンビニでもラインナップが豊富ですよね!

このサイトでは『冷凍野菜』の種類、特徴、安全性や栄養、購入関連、解凍法や活用法などの情報をまとめています。

冷凍野菜に関する疑問、調べたい事があればご活用ください。

ちなみに、私は『業務用食品卸』を7年やっていまして、冷凍野菜に関してはかなりの知識があると自負しています。

下記の記事では、冷凍野菜に関する概要をまとめておきました。

興味のある方は、どうぞご覧ください(^^)

冷凍野菜の定義(下処理済みで衛生的な冷凍の野菜)

『農林水産省』によると、冷凍野菜は『野菜冷凍食品』に分類されます。

『野菜冷凍食品』の定義は以下の2つを満たしたものとなっています。

野菜に、選別、洗浄、不可食部分の除去、整形等の前処理及びブランチング(製品の変色等の変質を防ぐための軽い湯通し等の加工をいう。以下同じ。)を行ったもの(ブランチングを行っていないものを混合したものを含む。)を凍結し、包装し、及び凍結したまま保持したものであって、簡便な調理をし、又はしないで食用に供されるものをいう。

農林水産省 野菜冷凍食品品質表示基準 第2条より

主 な 原 材 料 原材料の重量に占める割合の高い野菜の上位3位までのもので、かつ、原材料の重量に占める割合が5%以上のものをいう。

農林水産省 野菜冷凍食品品質表示基準 第2条より

長々と書いていますが、要するに『下処理済みで衛生的な冷凍の野菜』ということになります。

らいすた
らいすた

食べられない部分を取り除いているのも便利ですな!

冷凍野菜の特徴(便利で、保存がきく庶民の味方的存在)

次に冷凍野菜の特徴ですが、メリット・デメリットを踏まえ、ご紹介します。

メリット

食材を残さず使用できる(食材ロスが無い)

先ほどの定義にあるように、冷凍野菜は『不可食部分を除去』しています。

そのため、袋に入っている野菜全部を基本的には使用できます。

もちろん『野菜くず』のような物は混入してますが、それも食べられる部位です。

(例)ブロッコリーの一部が欠けた物、ほうれん草が砕かれた物など

ちなみに『食材ロスがない』=『ごみが出ない』ということでもあります。

らいすた
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家庭にとっても、生ごみが出ないのは非常にありがたい

長期保存ができる(冷凍であれば)

密封して冷凍していれば(-18℃推奨)、基本的に長期保存できます。

開封した際は、ジップロックに入れたりや輪ゴム等で止めたりして、冷凍庫の冷気が冷凍野菜に入らないようにしましょう。

冷凍庫の冷気が入ってしまうと、冷凍庫の冷気の臭いが移ったり、冷凍野菜に霜がついたりして、品質が劣化してしまうからです。

らいすた
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保存の際は、密封しよう!

価格帯が安定している(生鮮野菜に比べて)

冷凍野菜は『年1作』の物が多く、まとめて生産するため、相場が年単位で安定します。

しかし、生鮮野菜は流通量が少なくなれば、価格が上昇します。

冬場、レタスやキャベツなどが高くなるのは、生産が少ないからです。
(ハウス栽培や水耕栽培をしているとはいえ、供給量が少ない)

その点、冷凍野菜は『販売元』(メーカーや問屋)と『販売店』との約条で価格が決まっているので、そう簡単に変動することはありません。

らいすた
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野菜が高騰した時は、冷凍野菜が便利!

ブランチング(7~8割加熱済み)で時短調理が可能

ブランチングとは、野菜を一定割合まで加熱することで、ほとんどの冷凍野菜がブランチング加工されています。

ブランチングは、野菜の『酵素』の活性を止め、栄養素や変色を防ぐ役割があります。

冷凍ほうれん草や冷凍ブロッコリーが、青々と鮮やかな理由はそこにあるわけです。

ブランチングをしていると、ある一定まで加熱しているわけで、生野菜から調理するよりも、早く調理ができます。

外食や惣菜デリカなどで、冷凍野菜が重宝されているのは、『時短調理』ができるというのも理由の一つです。

らいすた
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常に時間との戦いの場では、冷凍野菜が重宝されている!

カット済み、下処理済みがほとんどで使いやすい

袋を開けてすぐ使えるようになっているのが、冷凍野菜のメリットです。

じゃがいも、ごぼう、里芋など皮を剥いたり、下処理したりするのが、結構大変です。

でも、冷凍野菜ならカットしてあったり、アク抜きしていたりと、とても便利です。

『自然解凍』で食べられる冷凍野菜もたくさんあります。

らいすた
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忙しい現代人の味方とも言える冷凍野菜!

デメリット

食感や風味があまり良くない(フレッシュ野菜に比べて)

冷凍技術がかなり進化したとはいえ、フレッシュ野菜に比べれば、食感も風味も負けてしまう部分があります。

もちろん、『中国産』『ベトナム産』『タイ産』『国産』など産地によっても品質の違いは様々で、一概に冷凍野菜の食感・風味が悪いとまでは言えません。

しかし、何十種類も食べ比べた私からすると、『フレッシュ』にはどう頑張っても勝てません…。

特に『産直』の野菜は鮮度も抜群、価格も比較的安価です!

『産直』生野菜の大根や里芋を食べたことがある方は分かると思います。

みずみずしさ、風味、食感、どれをとっても冷凍野菜では正直敵いません。

らいすた
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野菜にこだわりたいなら、『産直』生野菜がおすすめ!

冷凍庫が無いと、保存ができない(スペースも多く必要)

当然ですが、冷凍野菜を保存するには、『冷凍』スペースが必要です。

冷凍庫が無ければ、長期保存できません。

冷凍野菜は『保存料』が使われていないため、解凍してしまうと一気に劣化します。

特に、『でんぷん質』の多いジャガイモ、里芋、かぼちゃなどは解凍してからだと、水分が外に出てしまい、調理してもボソボソした食感になり、非常に不味くなります。

ただ、家庭用冷凍庫ではスペースに限りがあり、置き場所に困ってしまい、保存出来る量が限られますので、注意が必要です。

らいすた
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冷凍ストッカーや広い冷凍スペースがあると解決!

買い物中に解ける可能性がある(品質劣化する恐れ)

結構、コレ割と深刻ですが、市販のスーパーや業務用スーパーに行くと、色々買う物があってウロウロしますよね。

あと、買った後家まで帰るのに、結構時間がかかったりしますよね。

で、家帰ったら『解けてたーーーっ!?』っていうパターン。

でも、先ほども言った通り一度解けてしまうと劣化する野菜もあり、それを食べた人が冷凍野菜にガッカリする場合もあるそうです。

冷凍状態で輸送することが、大事になってきますね。

らいすた
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クーラーボックスに入れるか、通販を利用するのもアリ

冷凍野菜の種類(どんな種類があるの?)

冷凍野菜の種類は、市販用ではおよそ20種類くらいしかありません。

しかし、業務用では170種類くらいあります。↓下記引用参照

冷凍野菜はわずか169種類ですが、スーパーの売場で見られるものは多くても20種類程度ですから、169というと、「そんなにあるの!」と驚かれるかもしれません。

独立行政法人農畜産業振興機構 意外とスゴイ、冷凍野菜 社団法人日本冷凍食品協会 総務部 部長 種谷 信一の記事より抜粋 https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/joho/1111/joho01.html

ですから、業務用の冷凍野菜を含めれば、種類がとても豊富です。

というか、この論文が出されたのが2011年の11月ですので、現在は冷凍野菜の種類がさらに増えているのは間違いないです。(新商品が続々と出ていますし)

現在販売されている冷凍野菜について、ざっと野菜の分類ごとに『どんな冷凍野菜があるか』まとめました。

※あくまで分類ごとなので、カットや加工の種類まで加えると更に種類が増えます。

葉茎菜類(葉・茎を食用とする野菜)

ケール、小松菜、ほうれん草、春菊、葉だいこん、チンゲン菜、白菜、水菜、からし菜、畑菜、しろ菜、うまい菜、キャベツ、芽キャベツ、玉ねぎ、ニラ、青ネギ、アスパラガス、カリフラワー、ブロッコリー、ロマネスコ、モロヘイヤ、アーティチョーク、菜の花、にんにくの芽、タケノコ、マツタケ、マッシュルーム、しめじ、ひらたけ、ふくろたけ、エリンギ、なめこなど

根菜類(根や地下茎を食用とする野菜)

大根、人参、じゃが芋、さつま芋、里芋、かぶ、ごぼう、れんこん、山芋、ユリ根、くわい、ビーツなど

果菜類(果実または種実を食用にするもの)

揚げなす、煮なす、チェリートマト、ドライトマト、ピーマン、パプリカ、かぼちゃ、とうもろこし、ヤングコーン、いんげん、きぬさや、枝豆、グリーンピース、ゴーヤ、オクラ、ズッキーニ、冬瓜、空豆、ミックスビーンズ、レッドキドニー、ひよこ豆(ガルバンゾー)、大豆、スナップエンドウ、ラッカセイ、アボカドなど

果物(イチゴやスイカも『野菜』なので)

イチゴ、スイカ、メロン、レモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツ、ミックスベリー、ぶどう、マンゴー、白ブドウ、ブルーベリー、キウイ、パイナップル、ライチ、洋なし、リンゴ、バナナ、ラズベリー、ブラックベリー、さくらんぼ、マンゴスチン、ドラゴンフルーツ、パパイヤ、栗(栗は果物です)、ぎんなん(種子ですが)など

・・・どうでした?

市販ではあまり出回っていませんが、冷凍になっている野菜・果物ってこんなにあるんです。

今回上げた野菜の分類だけでも、96種類・・・!!

正直、次々と新商品が出てくる世界ですから、ここに上げた物以外も続々と販売されると思います。

それに関しては、随時更新していきたいと思います。

らいすた
らいすた

便利な冷凍野菜・果物は年々増えてます!

冷凍野菜の栄養素・安全性(本当に大丈夫なの?)

『冷凍野菜は栄養価が低い』は間違い

よくインターネット上で『冷凍野菜は栄養価が低いのでは?』という疑問が挙がっています。

しかし、実際は『加熱した生野菜』とさほど変わりません。

冷凍野菜はブランチングによりビタミンC が若干減少しますが、これは生の野菜を加熱調理する場合の減少と同じです。-18℃以下で貯蔵中の減少は極めて緩やかです。ほうれん草による実験では、-18℃で貯蔵した場合、ビタミンCの残存量が50%になるのは33ヶ月後ですが、生のほうれん草の場合、ビタミンC の残存量は収穫後4.5℃の低温で保存しても3日間で78%になり、常温25℃では、3日間でわずか56% になってしまうという実験結果もあります。

(出典: 生鮮食料流通技術研究会編「コールド・チェーン」)

つまり、生野菜でも加熱すればもちろん、保存しているだけでビタミンCが減少していくのです。

生野菜がスーパー等に並ぶ時、農家から流通業者を経由しますが、その時に保存状態が悪ければ、栄養価が損なわれてしまうわけです。

夏場の暑い季節では、冷凍野菜の方が栄養価が豊富な場合があります。

らいすた
らいすた

冷凍野菜は冷凍してさえいれば、鮮度抜群!

冷凍保存であれば長期保存できるので、保存料の添加はない

『本当に冷凍野菜に保存料が入ってないんですか?』という質問をネット上で目にしますが、冷凍状態では細菌の繁殖がほとんどないため、保存料を添加する必要性がありません。

そのため、保存料は冷凍食品に使用していません。

しかし、変色や退色を抑えるビタミンCやpH調整剤を使っている物もあります。

例えば『冷凍とろろ』のパッケージの添加物表示欄には『酸化防止剤(ビタミンC』と記載があります。

ただ、カットブロッコリーやカットほうれん草などの『冷凍野菜単体』であれば原材料しか表記されていませんので、『冷凍野菜』には食品添加物も基本的には入っていないと捉えても良いと考えます。

らいすた
らいすた

冷凍野菜は冷凍するだけで保存ができるので、薬は必要ない

冷凍野菜の購入関連(どこで買えるのか)

さて、今までご紹介してきた『冷凍野菜』ですが、どこで購入できるのか。

『いや、そんなの知ってるよ』と言う方は読み飛ばして大丈夫です。

一般的なスーパーで買う

市販用の小容量の使い切りタイプの冷凍野菜を買いたいなら、まさに一般的なスーパーがおすすめです。

ただ、個人的には冷凍での長期保存ができる物なので、別に大容量の冷凍野菜を買っても腐らないので、私は業務用をおすすめします。

あと、価格を比べてみると分かりますが、市販用と業務用で2倍以上の開きがありますので、節約している方は注意してください。

コンビニで買う

セブン、ローソン、ファミマなど、大手コンビニでも『冷凍野菜』はたくさん置いてありますよね。

ここ3年で大分ラインナップも増え、『あ!明日のお弁当用にブロッコリーが欲しい!』なんて時には、重宝します。

セブンオリジナルの『オクラと長芋ミックス』『肉入りカット野菜』『ベーコンほうれん草』などは、ちょっと一品作るときには便利です。

しかし、市販用なのでやはりちょっとお高いかも・・・。

業務用スーパー・コストコで買う

豊富なラインナップで低価格で取りそろえているのは、やはり業務用スーパー、そしてコストコです。

市販用ではあまり出回っていない『冷凍野菜』がたくさんあります。

もちろん安すぎるものには、少し懸念があります。

業務用食品のプロとしては、安価すぎる『冷凍野菜』はちょっと心配です。

スジがたくさん入っていたり、固かったりしたことが割と多かったです・・・。

もちろん、製品全てが該当しているわけではありませんが。

あくまで個人的な見解ですが、ニチレイフーズ、ユニフーズ、イズックスなどのメーカーの『冷凍野菜』は風味も鮮度も柔らかさも素晴らしいです。(決して回し物ではなく本当に良いと思ってます)

通販サイトで買う

コロナの時代に入って、食材宅配も増えてきたと思いますが、冷凍野菜もアマゾンや楽天などの大手でも販売するようになってきました。

また、UCCグル―プの『foodsfridge』というサイトでは一般の方も購入できます。

しかし、通販サイトでやはり圧し掛かってくるのが『配送料』です。

どうしても食品は単価が安いので、送料をかけないと儲かりません。

なので、少ししか買わない場合は、業務用スーパーで購入するよりも割高になってしまいますのでご注意です。 

まとめ

いかがでしたか?

冷凍野菜は『急速冷凍』や『ブランチング処理』による安全性・栄養に優れています。

そして、『カット済み』、『下処理済み』で調理する人にとっても、時間を節約することができます。

さらに、価格帯もほぼ同じ相場で、冷凍庫さえスペースがあれば、長期保存も可能と、とにかく素晴らしい食品です!

もし冷凍野菜に興味が湧いた方は、こちらの記事で『おすすめの冷凍野菜』をご紹介しています。

 

よろしければご覧ください。

それでは、良い『野菜生活』を!

 

 

 

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