【保存版】冷凍野菜のメリット5選とデメリット3選|冷食業界9年のプロが解説。

冷凍野菜の特徴・種類
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ふてねこ
ふてねこ

冷凍野菜って便利って聞くけど、使った事無いから良く知らんニャ。

らいすた、メリットとデメリット教えろ。

らいすた
らいすた

(相変わらずの上から目線(# ゚Д゚))

確かに使った事がない人は分からないですよね。では、食品商社歴9年の私が解説致しましょう!!

と、言ったように今回は冷凍野菜に馴染みの無い人向けに、『冷凍野菜』のメリットを5つとデメリット3つをご紹介します。

また、冷凍野菜をどういう場合に使えば良いのかも併せて解説します。

ちなみに、動画でサクっと知りたい方はこちらの動画をごらんください↓

記事の監修者
冷凍野菜研究家

外食専門の食品卸10年目の営業。これまで試食、取り扱った冷凍野菜の数は150種類以上で、冷凍野菜の開発にも従事。日々のご飯作りに役立つような『冷凍野菜』の調理法、特徴、商品概要、簡単レシピなどを紹介しています。夢は自宅で栽培している野菜を『冷凍』して、『冷凍野菜』として『商品化』すること。最近嬉しかったことは、これを読んだ方が『意外と冷凍野菜ってちゃんと料理すれば美味しい』『便利で使いやすい!!』とお声掛けいただいたこと。

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【最強】冷凍野菜の5つのメリット

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  • ①カット済みなのでそのまま使える
  • ②冷凍ならば長期保存ができる
  • ③生ゴミが出ない
  • ④時短出来る
  • ⑤比較的価格が安定している

順番に解説していきます。

①カット済みでそのまま使える

市販・業務用問わず『冷凍野菜』はカット済みで冷凍されています。

そのため、包丁を使わずにそのまま『茹でたり』『炒めたり』できます。

野菜の皮を剥いたり、切ったりするのって、時間かかるしメンドクサイ時ありますよね。

でも、『冷凍野菜』なら袋を開けてそのまま使えるので、煩わしさ0です。

料理初心者、包丁を使わせたくない子どもにもオススメ。

らいすた
らいすた

冷凍野菜は切る必要が無いから、怪我の心配もない!!

②冷凍ならば長期保存できる

生野菜の大半はとにかく『傷みやすい』ですよね。

しかし、『冷凍野菜』は冷凍状態ならば2~3カ月以上も保存できます。

ちなみに、腐ってしまった野菜を捨てた経験はございませんか??

でも、100g/100円で買った野菜を半分捨てたら、実質200円で買ったのと同じ。

逆に『冷凍野菜』だと廃棄することが少ないので、実質節約になることもあります。

らいすた
らいすた

野菜を捨てるのは、お金を捨てることと同じ。

③生ゴミが出ない

『冷凍野菜』は下処理・カット済みで、長期保存もできるので、生ゴミが出ません。

逆に、生野菜は食べられない部分(皮や根っこ等)は除去するので、自然と生ゴミが出ます。

また、仮に生野菜が余ってずっと使わないと、結局ゴミになって捨てることになります。

しかも、その野菜を適切に処理しないと、夏場は小バエが出てきたり、嫌な臭いが充満したりします。

でも『冷凍野菜』ならば冷凍状態ならば、臭いも虫も発生しません。

らいすた
らいすた

『冷凍野菜』は衛生的でフードロスを防止できる!!

④時短出来る

『冷凍野菜』は加熱処理(ブランチング)しており、すでに70%は熱が通っています。

そのため、『煮物』や『炒め物』をする時、生野菜から調理するよりも加熱する時間が短くなります。

また、先述したとおり『カット済み』なので、下処理の時間も要りません。

『冷凍野菜』を使えば、通常なら30分かかる『ミネストローネ』も、10分程度で出来るようになります。

時間は24時間平等、その節約できた20分の間に何か別のことを楽しむのも一興では??

らいすた
らいすた

『冷凍野菜』は時間のかかる煮物やスープとの相性が良い!!

⑤価格が安定している

生野菜は、相場価格が毎日変動しています。

旬の時期ではない、干ばつや台風などの天候不順で、相場が急上昇する場合が普通にあります。

しかし、『冷凍野菜』は年中価格が安定しています。

その理由は、大手商社やメーカーが原料を大量に一括購入しているので、急な相場変動の影響を受けないからです。

そして、卸業者も価格が上がらないので、スーパーや通販業者に価格を上げる必要もありません。

『冷凍野菜』は生野菜が高騰した時の強い味方です。

らいすた
らいすた

冬のブロッコリーは高いので、その時は冷凍野菜がおすすめ。

【良い事だけではない】冷凍野菜の3つのデメリット

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  • ①味・食感が良くない
  • ②保存出来る冷凍スペースが必要
  • ③買い物時に溶ける可能性がある

①味・食感が良くない

元も子もない話ですが、冷凍野菜は生野菜に比べると、正直美味しくはないです。

なので、基本的な考え方としては、『冷凍野菜』と『生野菜』は別物と考えていただく方が良いです。

美味しさだけを追求するのならば、私は間違いなく『生野菜』をオススメします。

『冷凍野菜』が不味い、美味しくないと思った方はこちらの記事をご覧ください。

【げっ!!美味しくない!?】『冷凍野菜』が不味いと感じる3つの原因|冷凍食品のプロが原因と対策を解説。

らいすた
らいすた

冷凍野菜はそもそも味・風味・食感で生野菜には敵いません。

②保存出来る冷凍スペースが必要

『冷凍』しないといけないので、当然すぎるのですが、冷凍庫がないと保存できません。

一般的な家庭用の冷凍庫だと、せいぜい30L~50L程度。

冷凍ストッカーでも購入しない限り、多くの『冷凍野菜』を保存するのは難しいです。

ちなみに、私の家ではこんな冷凍ストッカーを使っています。

冷凍ストッカーで冷凍野菜を保存

比較的安価で、100Lの大容量、そして上開きなので冷気が逃げにくいという特徴があります。

コレがあると、ついつい『冷凍野菜』や他の『冷凍食品』を買いすぎても、よほどのことが無い限り収納できます。

『冷凍庫』に関して詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓

【冷食商社9年のプロ談】アイリスのおすすめ『セカンド冷凍庫』4選|気になる電気代についても解説。

らいすた
らいすた

大きい冷凍庫があると、マジで便利です。

③買い物時に溶ける可能性がある

『冷凍野菜』は『冷凍状態』であるからこそ、『栄養成分』も『品質』も安定しています。

しかし、解けてから『再冷凍』すると著しく品質が劣化します。

具体的には『食感がボソボソ』『バラ凍結だったのが固まる』『変色する』などの問題が生じます。

『冷凍野菜』を溶かさないようにする対策方法もあります。

  • レジに並ぶ直前で冷凍野菜をカゴに入れる
  • クーラーボックス、発泡スチロールに入れる
  • 買って20分以内に冷凍庫に入れる
  • 通販で購入する
  • ドライアイスを入れる
らいすた
らいすた

買ってすぐに冷凍庫に入れることをオススメします!!

冷凍野菜が大活躍する場合は?

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と、このように冷凍野菜には5つのメリットと3つのデメリットがあります。

しかし、もちろん生野菜にだって良い面、悪い面はあります。

そのため、時と場合に応じて冷凍野菜と生野菜を使い分けしていきましょう。

例えば、冷凍野菜を使った方が良い場合はこんなケース。

  • 毎日忙しすぎて時間が無い人
    (味より時間が大事)
  • 炊き出しレベルの大量調理をする人
    (大家族・大食い)
  • 包丁を使わずに、料理したい人
    (料理が苦手、面倒)
  • 1人分の料理しか作らない人
    (生野菜を余してしまう)
らいすた
らいすた

味を取るなら『生野菜』、時間や食材ロスを考えるなら『冷凍野菜』

まとめ

ふてねこ
ふてねこ

ふむふむ、味重視なら生野菜、保存性・利便性なら冷凍野菜かニャ?

らいすた
らいすた

平たく言うと、そうだね!!

どっちを重視するかで、選ぶモノも変わるからね!!

さて、今回は冷凍野菜のメリット5選・デメリット3選を解説しました。

冷凍野菜にはこんなメリットが。

  1. カット済みでそのまま使える
  2. 冷凍ならば長期保存出来る
  3. 生ゴミが出ない
  4. 時短できる
  5. 価格が安定している

デメリットはこちら。

  1. 味・風味・食感が良くない
  2. 保存出来る冷凍スペースが必須
  3. 買い物時に溶ける可能性がある

冷凍野菜は便利ですが、生野菜よりは味・食感は劣ります。

美味しさを追求したいなら生野菜、時間や合理性を追求したいのなら冷凍野菜

『時と場合』に応じて、使い分けすることが上手な活用方法です。

ふてねこ
ふてねこ

『今日は疲れたから冷凍野菜ニャ』

ふてねこ
ふてねこ

『今日はパートナーの誕生日。本気の料理を生野菜で作るニャ』

こんな風に場合によって使い分けできれば、ご家庭での料理がもっと楽しくなると思いますよ。

冷凍野菜を使ったレシピに関しては、こちらで解説しておりますのでご参考になさってください↓

冷凍野菜のレシピ集

それでは、ここまで見てくださいまして本当にありがとうございました。

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