【えっ!冷凍オクラがマズい!?】その4つの理由と対策を冷食営業9年のプロが解説。

冷凍野菜の特徴・種類
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ふてねこ
ふてねこ

試しに冷凍オクラを業務スーパーで買ってみたけど、なんか不味いにゃ?

食感も水っぽいし、味もあんまりしない。

らいすた
らいすた

私も冷凍オクラが不味いと感じた時があったよ。

どうして不味いと感じるのか、実際に取引している冷凍野菜のメーカー担当者に聞いた経験を元に記事をまとめたから、読んでみて。

記事の監修者
冷凍野菜研究家

外食専門の食品卸10年目の営業。これまで試食、取り扱った冷凍野菜の数は150種類以上で、冷凍野菜の開発にも従事。日々のご飯作りに役立つような『冷凍野菜』の調理法、特徴、商品概要、簡単レシピなどを紹介しています。夢は自宅で栽培している野菜を『冷凍』して、『冷凍野菜』として『商品化』すること。最近嬉しかったことは、これを読んだ方が『意外と冷凍野菜ってちゃんと料理すれば美味しい』『便利で使いやすい!!』とお声掛けいただいたこと。

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冷凍オクラが不味いと感じる4つの理由

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結論から言うと、冷凍オクラが不味い、美味しくないと感じる理由は次の4つです。

  1. 生オクラより相対的に不味い
  2. 自然解凍不可なのに、自然解凍
  3. 必要以上に茹で過ぎている
  4. 炒める、揚げる前に『水気』を切ってない

では、どういうことか順番に詳しく解説します。

生オクラより相対的に不味い

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前提として、冷凍オクラは生オクラより風味も味も良くないです。

冷凍オクラは凍結時に細胞が破壊され、食感も風味も悪くなります。

また、粘り成分の『ペクチン』の量も少なくなり、粘りが弱くなります。

粘りと風味の良いオクラが食べたいと言う方は、迷わず生オクラを使ってください。

産直のとれたて生オクラは色も良く、粘りも風味も最高です!

こちらのサイトから農家産直のオクラを買うことができます↓

農家から直接、野菜が買えるサイト『食べチョク』

きっと、今までのオクラと違いすぎて感動しますよ。

らいすた
らいすた

前提として冷凍オクラは、生オクラより歯ごたえ、粘り、風味が良くない。

自然解凍不可なのに、自然解凍。

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自然解凍できないオクラをそのまま食べると、99.9%美味しくないです。

冷凍オクラには『自然解凍可』と『自然解凍不可』の商品があります。

『自然解凍可』の冷凍オクラは、完全加熱しているため、そのまま美味しく食べられます。

しかし、『自然解凍不可』の冷凍オクラは、まだ『半生』状態です。

そのため、そのまま食べても生っぽくあまり美味しくないです。

ちなみに、業務スーパーのオクラは自然解凍NGです。

『自然解凍NG』だった場合、オクラを加熱する方法は次の6通り。

自然解凍不可のオクラの加熱方法(100g当たり)

茹でる⇒沸騰したお湯で1分ほど茹でる
蒸す⇒冷凍のまま蒸し器で2分ほど蒸す
炒める⇒表面の氷を取り、水気を切って炒める
焼く表面の氷を取り、水気を切って焼く
揚げる表面の氷を取り、水気を切って揚げる
電子レンジ⇒600Wレンジで2分

らいすた
らいすた

冷凍野菜は加熱方法を間違えると、マズくなるので注意!!

必要以上に茹で過ぎている

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冷凍オクラを必要以上に茹でるのも、マズくなる原因です。

オクラに限らず、冷凍野菜は『ブランチング』という加熱処理をしています。

そのため、生野菜よりも少ない時間で調理できるのです

しかし、あまり茹で過ぎるとオクラが水分を吸収し過ぎて、『ぐずぐず』になってしまいます。

茹でた後は、余熱で更に加熱されてしまうので、すぐに流水か、氷水で冷やしましょう。

らいすた
らいすた

火が通りやすいのは『冷凍野菜』の特徴。調理時間は生野菜より短く!!

炒める、揚げる前に『水気』を切ってない

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調理前に冷凍オクラの水気を拭きとらないのも、マズくなる原因です。

茹でる、蒸す、レンジの場合は、『水気』があっても問題ありません。

しかし、炒める、揚げる場合は『水気』を切らないと食感が悪くなります。

冷凍野菜には『冷凍焼け』を防ぐために氷の膜が付いています。

その氷の膜が付いたままだと、加熱時に氷が解けて、料理が水っぽくなる原因となります。

らいすた
らいすた

『炒める』『揚げる』調理の時は『水気を取る』のが美味しく作るコツ!!

冷凍オクラを美味しく解凍・調理する方法

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さて、ここまで『冷凍オクラ』がマズくなってしまう原因を4つ解説してきました。

最後に、『美味しくオクラを食べるコツ』に関して解説していきます。

『冷凍オクラ』の調理法・解凍法は『自然解凍可』か『加熱が必要』かどうかで変わってきます。

具体的には次の方法を参照ください。

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自然解凍のオクラの調理・解凍方法

正直、自然解凍可のオクラに関しては、そんなに注意しなくても大丈夫です。

問題は『加熱が必要なオクラ』です。

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加熱が必要なオクラの調理・解凍方法

水気を切る時は、『ざる』に開けた後『キッチンペーパー』等でしっかり拭いてください。

これを考えると、『自然解凍』できるオクラは使い勝手が良いですね。

らいすた
らいすた

『自然解凍可』のオクラはコンビニやスーパーで売ってますよ!

まとめ

まとめになりますが、まず『冷凍オクラ』が不味いと感じる原因は4つ。

  1. 生オクラより相対的に不味い
  2. 自然解凍不可なのに、自然解凍
  3. 必要以上に茹で過ぎている
  4. 炒める、揚げる前に『水気』を切ってない

また、冷凍オクラを美味しく食べるコツに関してですが、まず次の2つを試してください。

  • 加熱が必要なオクラは、ちゃんと加熱する。
  • 炒める、焼く、揚げる前はオクラの水気をキッチンペーパー等で取る。

基本的に上記2つのことを守れば、『冷凍オクラ』でも、ある程度のクオリティまでは近づけます。

ただ、そうはいってもやはり、『味』『香り』『食感』は断然生野菜の方が良いです。

ただ、生のオクラは『ガク』や『ヘタ』を取る作業が発生してめんどくさいという事実もあります。

そんな時は、『冷凍オクラ』を使うのもアリだと思います。

要は、『使い分け』なんですよね。『冷凍オクラ』を使ったレシピに関しては、こちらの記事をご覧ください。

【おかずにもう一品!】パっと作れる『冷凍オクラ』の簡単・時短レシピ9選|冷食のプロ監修

それでは、ここまで読んでくださいまして誠にありがとうございました。

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