大根は冷凍できます‼って聞いて冷凍したんだが、
なんか食感がボソボソでぶよぶよニャ…。
らいすた、ふざけるニャよ?
え?なんなの、いきなり。
え~と…大根の冷凍が上手くいかなかったのね??
そうニャ。
せっかく冷凍したのに食べたくなくなったニャ。
なんとかしろニャ。
よし!!
ならば本当の大根の冷凍方法を解説しましょう!!
ということでこの記事では大根を美味しく冷凍保存する方法について解説しています。
余談ですが、私は食品商社に10年在籍し冷凍野菜を商品化したこともあります。また趣味で冷凍野菜について3年間研究していますので、その経験をもとに執筆致します。
プロがオススメする『美味しい』大根の冷凍方法は3つ
大根を美味しく冷凍させる方法はこちらの3つです。
- 薄くスライスして調味液と一緒に冷凍
- 大根おろしにして冷凍
- ガッツリ柔らかい煮物にしてから冷凍
では順番に方法を解説していきます。
薄くスライスして調味液と一緒に冷凍
いきなり赤い大根が出てきて、『え⁉』となった人もいると思いますが、これも紅心大根という立派な大根です。
大根はこうやって薄切りにして冷凍すると、冷凍ダメージがそれほどなく、食感も生に近いパリポリ食感となります。
まずは薄切りにして、塩もみしてから1分ほど置き、大根の水分を抜きます。
その後、水でさっと洗い流し、調味液と混ぜ合わせます。(今回は甘酢漬けにしています)
続いて、保存袋に大根を液体ごと入れます。
凍らせるとこんな感じです。
解凍する時は大きめのボウルに水を張って、袋のまま解凍してください。
大根おろしにして冷凍
家庭の冷凍庫においては、大根を冷凍すると間違いなく細胞が破壊されます。
ならば、冷凍前に細胞を壊してしまえば良いのです。
ちなみに大根には先端部分の辛みの強い所、葉元部分の甘味の強い所があります。
大根おろしを冷凍する時は辛み成分の多い先端部分を使うのがオススメです。
大根おろしは薬味として使う場合が多いので、保存袋ではなく製氷トレーで保存するのもオススメです。
冷凍庫での乾燥防止のため、冷凍するときは水分ごと凍らせてください。
製氷トレーで冷凍すればこのように使う分だけ使えます。(便利ッ!!)
解凍は冷蔵庫で自然解凍するか、急いでいる時はレンジ解凍しましょう。
ガッツリ柔らかい煮物にしてから冷凍
巷では『大根は輪切りにして冷凍すれば、味が染みやすくなるのでオススメ!!』とされていますが、私はやってみたら後悔しました。
大根はふつーに冷凍すると水分が抜けて、スカスカになってしまいます。
では、『冷凍前にガッツリ加熱すれば冷凍後もほぼ同じ食感ではないか??』と思い、今回やってみたら上手くいきました。
このように『おでん大根』かというくらいガッツリ煮ます。
あとは、保存袋に液体ごと入れて冷凍します。
冷凍するとこんな感じになります。
解凍方法は袋のまま湯煎するか、袋から出してレンジ解凍がオススメです。
※湯煎の際は鍋の下にアルミホイルをしいて、袋が溶けないようにします。
まとめ
ふ~ん、もう一回大根冷凍してみようかニャ。
でも、不安だニャ。
決して騙すつもりはないから、ぜひやってみてください!
ふ。美味しくなかったら、らいすたを冷凍してやるニャ。
え…発想怖すぎないっ…?
というわけで、大根を美味しく冷凍させる方法はこちらの3点でした。
- 薄くスライスして調味液と一緒に冷凍
- 大根おろしにして冷凍
- ガッツリ柔らかい煮物にしてから冷凍
大根は繊維も多く、水分も多いので冷凍すると細胞にダメージを負います。
そのため、生のまま冷凍するのは食感が悪くなるので、薄くスライスorおろす以外はオススメしません。
大根の冷凍が上手くいかなかった人は、ぜひこの記事の方法を試してみてください。
このサイトでは他にも野菜の冷凍方法について解説していますので、良ければご覧ください↓
【97%の人は知らない⁉】冷凍野菜のプロがキュウリの冷凍保存・調理方法を解説。
それではここまで読んでくださいまして、誠にありがとうございました。