冷凍野菜って便利って聞くけど、使った事無いから良く知らんニャ。
らいすた、メリットとデメリット教えろ。
(相変わらずの上から目線(# ゚Д゚))
確かに使った事がない人は分からないですよね。では、食品商社歴9年の私が解説致しましょう!!
と、言ったように今回は冷凍野菜に馴染みの無い人向けに、『冷凍野菜』のメリットを5つとデメリット3つをご紹介します。
また、冷凍野菜をどういう場合に使えば良いのかも併せて解説します。
ちなみに、動画でサクっと知りたい方はこちらの動画をごらんください↓
もくじ
【最強】冷凍野菜の5つのメリット
- ①カット済みなのでそのまま使える
- ②冷凍ならば長期保存ができる
- ③生ゴミが出ない
- ④時短出来る
- ⑤比較的価格が安定している
順番に解説していきます。
①カット済みでそのまま使える
市販・業務用問わず『冷凍野菜』はカット済みで冷凍されています。
そのため、包丁を使わずにそのまま『茹でたり』『炒めたり』できます。
野菜の皮を剥いたり、切ったりするのって、時間かかるしメンドクサイ時ありますよね。
でも、『冷凍野菜』なら袋を開けてそのまま使えるので、煩わしさ0です。
料理初心者、包丁を使わせたくない子どもにもオススメ。
冷凍野菜は切る必要が無いから、怪我の心配もない!!
②冷凍ならば長期保存できる
生野菜の大半はとにかく『傷みやすい』ですよね。
しかし、『冷凍野菜』は冷凍状態ならば2~3カ月以上も保存できます。
ちなみに、腐ってしまった野菜を捨てた経験はございませんか??
でも、100g/100円で買った野菜を半分捨てたら、実質200円で買ったのと同じ。
逆に『冷凍野菜』だと廃棄することが少ないので、実質節約になることもあります。
野菜を捨てるのは、お金を捨てることと同じ。
③生ゴミが出ない
『冷凍野菜』は下処理・カット済みで、長期保存もできるので、生ゴミが出ません。
逆に、生野菜は食べられない部分(皮や根っこ等)は除去するので、自然と生ゴミが出ます。
また、仮に生野菜が余ってずっと使わないと、結局ゴミになって捨てることになります。
しかも、その野菜を適切に処理しないと、夏場は小バエが出てきたり、嫌な臭いが充満したりします。
でも『冷凍野菜』ならば冷凍状態ならば、臭いも虫も発生しません。
『冷凍野菜』は衛生的でフードロスを防止できる!!
④時短出来る
『冷凍野菜』は加熱処理(ブランチング)しており、すでに70%は熱が通っています。
そのため、『煮物』や『炒め物』をする時、生野菜から調理するよりも加熱する時間が短くなります。
また、先述したとおり『カット済み』なので、下処理の時間も要りません。
『冷凍野菜』を使えば、通常なら30分かかる『ミネストローネ』も、10分程度で出来るようになります。
時間は24時間平等、その節約できた20分の間に何か別のことを楽しむのも一興では??
『冷凍野菜』は時間のかかる煮物やスープとの相性が良い!!
⑤価格が安定している
生野菜は、相場価格が毎日変動しています。
旬の時期ではない、干ばつや台風などの天候不順で、相場が急上昇する場合が普通にあります。
しかし、『冷凍野菜』は年中価格が安定しています。
その理由は、大手商社やメーカーが原料を大量に一括購入しているので、急な相場変動の影響を受けないからです。
そして、卸業者も価格が上がらないので、スーパーや通販業者に価格を上げる必要もありません。
『冷凍野菜』は生野菜が高騰した時の強い味方です。
冬のブロッコリーは高いので、その時は冷凍野菜がおすすめ。
【良い事だけではない】冷凍野菜の3つのデメリット
- ①味・食感が良くない
- ②保存出来る冷凍スペースが必要
- ③買い物時に溶ける可能性がある
①味・食感が良くない
元も子もない話ですが、冷凍野菜は生野菜に比べると、正直美味しくはないです。
なので、基本的な考え方としては、『冷凍野菜』と『生野菜』は別物と考えていただく方が良いです。
美味しさだけを追求するのならば、私は間違いなく『生野菜』をオススメします。
『冷凍野菜』が不味い、美味しくないと思った方はこちらの記事をご覧ください。
【げっ!!美味しくない!?】『冷凍野菜』が不味いと感じる3つの原因|冷凍食品のプロが原因と対策を解説。
冷凍野菜はそもそも味・風味・食感で生野菜には敵いません。
②保存出来る冷凍スペースが必要
『冷凍』しないといけないので、当然すぎるのですが、冷凍庫がないと保存できません。
一般的な家庭用の冷凍庫だと、せいぜい30L~50L程度。
冷凍ストッカーでも購入しない限り、多くの『冷凍野菜』を保存するのは難しいです。
ちなみに、私の家ではこんな冷凍ストッカーを使っています。
比較的安価で、100Lの大容量、そして上開きなので冷気が逃げにくいという特徴があります。
コレがあると、ついつい『冷凍野菜』や他の『冷凍食品』を買いすぎても、よほどのことが無い限り収納できます。
『冷凍庫』に関して詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓
【冷食商社9年のプロ談】アイリスのおすすめ『セカンド冷凍庫』4選|気になる電気代についても解説。
大きい冷凍庫があると、マジで便利です。
③買い物時に溶ける可能性がある
『冷凍野菜』は『冷凍状態』であるからこそ、『栄養成分』も『品質』も安定しています。
しかし、解けてから『再冷凍』すると著しく品質が劣化します。
具体的には『食感がボソボソ』『バラ凍結だったのが固まる』『変色する』などの問題が生じます。
『冷凍野菜』を溶かさないようにする対策方法もあります。
- レジに並ぶ直前で冷凍野菜をカゴに入れる
- クーラーボックス、発泡スチロールに入れる
- 買って20分以内に冷凍庫に入れる
- 通販で購入する
- ドライアイスを入れる
買ってすぐに冷凍庫に入れることをオススメします!!
冷凍野菜が大活躍する場合は?
と、このように冷凍野菜には5つのメリットと3つのデメリットがあります。
しかし、もちろん生野菜にだって良い面、悪い面はあります。
そのため、時と場合に応じて冷凍野菜と生野菜を使い分けしていきましょう。
例えば、冷凍野菜を使った方が良い場合はこんなケース。
- 毎日忙しすぎて時間が無い人
(味より時間が大事) - 炊き出しレベルの大量調理をする人
(大家族・大食い) - 包丁を使わずに、料理したい人
(料理が苦手、面倒) - 1人分の料理しか作らない人
(生野菜を余してしまう)
味を取るなら『生野菜』、時間や食材ロスを考えるなら『冷凍野菜』
まとめ
ふむふむ、味重視なら生野菜、保存性・利便性なら冷凍野菜かニャ?
平たく言うと、そうだね!!
どっちを重視するかで、選ぶモノも変わるからね!!
さて、今回は冷凍野菜のメリット5選・デメリット3選を解説しました。
冷凍野菜にはこんなメリットが。
- ①カット済みでそのまま使える
- ②冷凍ならば長期保存出来る
- ③生ゴミが出ない
- ④時短できる
- ⑤価格が安定している
デメリットはこちら。
- ①味・風味・食感が良くない
- ②保存出来る冷凍スペースが必須
- ③買い物時に溶ける可能性がある
冷凍野菜は便利ですが、生野菜よりは味・食感は劣ります。
美味しさを追求したいなら生野菜、時間や合理性を追求したいのなら冷凍野菜。
『時と場合』に応じて、使い分けすることが上手な活用方法です。
『今日は疲れたから冷凍野菜ニャ』
『今日はパートナーの誕生日。本気の料理を生野菜で作るニャ』
こんな風に場合によって使い分けできれば、ご家庭での料理がもっと楽しくなると思いますよ。
冷凍野菜を使ったレシピに関しては、こちらで解説しておりますのでご参考になさってください↓
それでは、ここまで見てくださいまして本当にありがとうございました。