最近、野菜が高いから『冷凍野菜』買ったけど…。
な~んか食感がボソボソする水っぽいし、美味しくないニャ。
・・・使い方間違ってるのかニャ??
実は私も初めて冷凍野菜を使った時は『え?まずっ!』と思いました(笑)
でも、ある4つのコツを押さえれば、きっと今よりは美味しく料理できますよ!
この記事を読むメリット
・冷凍野菜を美味しく調理するコツが分かる
・冷凍野菜を活用できるようになり、
・食材のロスや食費節約が可能になる
もくじ
冷凍野菜を美味しく食べるための4つのコツ
冷凍野菜を美味しく食べるための4つのコツ
①揚げる・焼く・炒める
⇒まず冷凍野菜の氷の膜を取る
②レンジで蒸す
⇒少量の水を張りラップして加熱
③スープや煮物
⇒冷凍のまま沸騰した鍋に入れる
④自然解凍OKの冷凍野菜
⇒解凍後の水分をよく切る
基本的にこのポイントを押さえておけば美味しく調理することができます。
いや、そんな簡単にはいかないだろニャ。
いやいや、本当にコレだけなんだよ。
では、なぜこの4点を押さえれば美味しく調理できるのか、それを順番に解説します。
①揚げる・焼く・炒める⇒まず冷凍野菜の氷の膜を取る
ほとんどの冷凍野菜には氷の膜(グレーズ)がついています。
実はこの氷の膜は、製造過程で意図的につけているんです。
この氷の膜こそが、冷凍野菜を炒めると『べちょべちょ』になる原因。
冷凍野菜についている氷が溶け出すことで、水分が多い炒め物になってしまうのです。
じゃあ、その氷の膜さえ取ってしまえば良いのでは??
まさに!氷の膜を取るためにオススメの加熱は次の通りです。
- レンジ解凍(600Wなら約2分解凍後、水気を切る)
- ボイル解凍(沸騰したお湯で解凍後、水気を切る)
上記の方法で冷凍野菜を解凍してから、調理すれば、きっと今より美味しく料理できます。
ぜひお試しください。
炒める、焼く、揚げる調理に向いている冷凍野菜はこちら。
- 小松菜
- チンゲン菜
- にんにくの芽
- ピーマン
- いんげん
- ナス
- きのこ類
- タケノコ
- カリフラワー
- ズッキーニ
②レンジで蒸す⇒少量の水を張りラップして加熱
冷凍野菜を電子レンジで『蒸し料理』にしたい時は、少量の水を耐熱皿に張りラップをかけて加熱することをオススメします。
なぜなら、電子レンジは冷凍野菜の水分を必要以上に飛ばしてしまうからです。
少量の水ってどのくらい?目安は?
野菜の1/5が浸かるくらいで良いかと。
水が多すぎると、根菜類は煮崩れする可能性もありますので。
少量の水を張り、ラップをして加熱することで、皿の中の水分が発熱し、冷凍野菜の水分が蒸発しなくなります。
この方法なら簡単に『温野菜』ができますよ。
レンジで『蒸す』調理が向いている冷凍野菜はこちら。
- じゃがいも
- 人参
- 大根
- 里芋
- ごぼう
- さつまいも
- かぼちゃ
- ブロッコリー
- アスパラ
- れんこん
③スープや煮物⇒冷凍のまま沸騰した鍋に入れる
煮物やスープなどは氷の膜がついていても気にしなくてOK。
冷凍のまま沸騰したお湯又は味付けしたスープに入れます。
え?沸騰してないとダメなのかニャ!?
必ず沸騰させて、冷凍のまま入れてください!
その理由ですが、急速で加熱解凍しないと『ボソボソ』になる冷凍野菜が存在するからです。
それは里芋、じゃがいも、ごぼう、人参などの『根菜類』です。
これらの根菜類は、デンプン質や繊維質が多かったりする特徴があります。
そのため水からゆっくり加熱すると、解凍する段階で野菜の水分が出ていったり、デンプンが活性化せずに『ボソボソ』になります。
とにかく『根菜類』はご注意!
具体的に沸騰した状態で加熱する野菜はこちら。
- じゃがいも
- 人参
- 大根
- 里芋
- ごぼう
- さつまいも
- かぼちゃ
- れんこん
かぼちゃは『果菜類』ですが、デンプンが多めなので注意が必要です。
④自然解凍OKの冷凍野菜⇒解凍後の水分をよく切る
冷凍野菜の中には、袋のまま『自然解凍』して良い商品もあります。
その場合は、解凍した時に出る水分(ドリップ)をよく切ってください。
自然解凍できるのもあるのか。でも、それってどこで見分ければ良いのニャ??
パッケージの表示や調理方法を見れば一発ですよ。
自然解凍可という表示がない際は、『加熱が不十分』ということなので、必ず加熱するようにしてください。
『自然解凍可』の冷凍野菜が多いのはこんな野菜です。
- ほうれんそう
- ブロッコリー
- オクラ
- スナップえんどう
- 枝豆
- なす
- とろろ
- いんげん
上記の野菜が必ず『自然解凍可』というわけではないので、そこだけはご注意を!!
ちなみに、業務用の『冷凍野菜』にはもっと『自然解凍可』の野菜があるので、気になる方はこちらの記事をご覧ください↓
野菜の高騰に備えて!!【飲食店が知るべき『冷凍野菜』メーカーおすすめ15社】|冷食業界8年の営業マンが解説
『冷凍野菜』を取り扱っているメーカーをHPリンク付きでまとめた記事です。
まとめ:調理法別に解凍方法を分けよう
冷凍野菜を美味しく食べるためのコツは下記の4点です。
冷凍野菜を美味しく食べるための4つのコツ
①揚げる・焼く・炒める
⇒まず冷凍野菜の氷の膜を取る
②レンジで蒸す
⇒少量の水を張りラップして加熱
③スープや煮物
⇒冷凍のまま沸騰した鍋に入れる
④自然解凍OKの冷凍野菜
⇒解凍後の水分をよく切る
当然ですが、冷凍野菜をどんな料理にするか、それによって使い方や解凍方法は変わります。
よく冷凍野菜は『美味しくない』『べちょべちょする』という声を耳にします。
しかし、使い方次第で、ある程度までは美味しく作ることができます。
とはいえ、正直に言うと『生野菜』にはどう頑張っても勝てないというのが私の結論です。
もっと美味しい野菜を食べたいという方は、生野菜を使ってください。
冷凍すると細胞が壊れるので、フレッシュ感が無くなります。
ちなみに私は、冷凍野菜も使うし、生野菜ももちろん使います。
時短調理したい時は冷凍野菜。
安心できて、栄養豊富、美味しい野菜を食べたい時は『ビオ・マルシェ』という食材宅配を利用してます。
美味しい野菜を食べたら、感動で身体が震えました(笑)
こちらの記事で『ビオ・マルシェ』について解説していますので、興味がある方はご覧ください↓
【遺伝子組み換え作物が気になる人へ】食のプロが100%有機野菜ビオマルシェを徹底解説。
それでは、ここまで最後まで読んでくれてありがとうございました。
この記事がお役に立てたら光栄です!