業スーの冷凍野菜って『不味い』『損した』とか聞くけど本当かニャ?
激安なのは分かるけど、良く分からないから買えないニャ。
らいすた、買っても損しない『冷凍野菜』ってあるのか??
『業スーの冷凍野菜、買って損した』って話は確かに聞くよね。
でも、中にはちゃんと調理すれば美味しく食べられる物もあるんだよ。
と、この記事では、冷食業界9年の営業が業務スーパーで本当にオススメできる『冷凍野菜』を味・コスト・利便性の3つの観点を元に9つ紹介しています。
業務スーパーの冷凍野菜を買うか買わないか迷ったら、安物買いの銭失いにならないように、この記事を思い出していただければ幸いです。
※価格に関しては、昨今の劇的な円安でかなり変動する可能性があります。予めご承知おきの程よろしくお願い致します。
それでは、早速ご紹介いたします。
もくじ
業務スーパーで本当におすすめできる冷凍野菜9選
業務スーパーで冷食のプロが本当におすすめしたい『冷凍野菜』はこちら。
- オニオンソテー 500g
- スライスれんこん 500g
- ブロッコリー 500g
- さといもS、Mサイズ 500g
- カットほうれん草 500g
- カーネルコーン 500g
- かぼちゃ 500g
- スナップえんどう 400g
- 揚げなす乱切り 500g
なぜこれらの『冷凍野菜』がオススメできるのかについては、次の3つの観点で選定しています。
- 味
- コスト
- 利便性
(それぞれ☆1つ~☆5つまでの5段階評価で採点)
『味』『コスト』『利便性』の観点で評価し、その総合点の高かった順に紹介しています。
食べ物はある程度主観的な評価も出てきますが、私は食品の専門商社で9年営業をしてますので、プロとしての観点を参考に今回勝手ながら評価させていただきました。
オニオンソテー 500g 総合評価15点
味:☆☆☆☆☆ コスト:☆☆☆☆☆ 利便性:☆☆☆☆☆ 価格:278円税抜 解凍方法:要加熱(炒める・レンジ・自然解凍後加熱) 産地:中国
玉ねぎを『飴色』まで炒めるって結構な時間と労力と光熱費がかかります。
しかし、この商品ならば解凍してそのまま料理の『コク』『甘み』を出すのに使用できます。
半解凍状態で、包丁で小分けにカットして再度冷凍しておけば、必要な分だけ使えるのでとても便利。
スープ、カレー、ハンバーグ、ステーキソースなどを本格的な料理に仕上げるには必須アイテムです。
味に関しては、『砂糖』はもちろん入っておらず、玉ねぎ本来の『甘み』が特徴。
コストも玉ねぎをイチから炒めるよりも安く仕上がる100g換算で55.3円。
オニオンソテーを使用したレシピはこちら↓
【まさかの使い方!?】オニオンソテーのアレンジレシピ8選|冷食のプロが動画付きで解説。
オニオンソテーの使い勝手は最高!!これがあれば、洋食屋の料理が出来上がる!!
スライスれんこん 500g 総合評価15点
味:☆☆☆☆☆ コスト:☆☆☆☆☆ 利便性:☆☆☆☆☆ 価格:168円税抜 解凍方法:要加熱(煮る、揚げる、炒める、レンジ) 産地:中国
『れんこん』を生で買うと、皮を剥かないといけません。
しかも、『れんこん』の皮って固くてピーラーでも結構剥きにくいんです。
でも、この商品ならば袋を開けてそのまま加熱調理できます。
また、バラ凍結なので使う分だけ使って後は冷凍しておけばOK!!
味も変な酸味とかは無く、食感もシャキシャキ感が残っています。
コストも100g換算で33.8円と、目を疑う安さ!!
スライスれんこんを使用したレシピはこちら↓
【安くてゲキウマ】冷凍レンコンのアレンジレシピ7選|冷食商社歴9年のプロが動画付きで解説。
安くて便利で、煮る、炒める、揚げると何でも来いの万能商品!!
ブロッコリー 500g 総合評価14点
味:☆☆☆☆ コスト:☆☆☆☆☆ 利便性:☆☆☆☆☆ 価格:168円税抜 解凍方法:要加熱(煮る、揚げる、炒める、レンジ) 産地:中国
ブロッコリーは生野菜の場合だと茎の一部分が固すぎて食べられませんので、その部分は通常捨てます。
また、1株茹でたらカットする手間が生じます。
でも、この商品ならば食べられる分だけ入っており、カット済みです。
当然、バラ凍結なので使う分だけ使えます。
味に関してですが、生野菜に比べればやや風味や食感が劣りますが、気にならない程度です。
コストもれんこんと同じく、100g換算で33.8円で激安!!
冷凍ブロッコリーのレシピはこちら↓
【え?そんな使い方アリ!?】冷凍ブロッコリーの簡単・時短レシピ9選|調理時間10分以内
和洋中エスニック、弁当の具材など、オールマイティな冷凍野菜!!
さといもS、Mサイズ 500g 総合評価14点
味:☆☆☆☆ コスト:☆☆☆☆☆ 利便性:☆☆☆☆☆ 価格:176円税抜 解凍方法:要加熱(煮る、揚げる、レンジ) 産地:中国
生の里芋は、皮を剥くのがちょっとメンドクサイ野菜です。
茹でて氷水で冷やせば確かにつるんと剥ける時もありますが、芽が邪魔で剥けない時もあります。
なので、開封して使う分だけ、すぐ煮物や汁物に使えるこの商品はとても便利。
ここだけの話、旅館やホテルでも里芋は冷凍を使うことが非常に多いです。
みなさん、時間を買っているんですよね。
味に関しては、残念ながら生のホクホク感やネットリ感、香りには劣ります。
でも、それでも十分美味しい冷凍野菜です。
コストも100g/35.2円とやはり激安。
冷凍里芋のレシピはこちら↓
ホクホクッしっとり♪【業務スーパーの冷凍里芋】旨アレンジレシピ4選|料理動画付
生の里芋は美味しい!!でも、処理が大変!!
カットほうれん草 500g 総合評価14点
味:☆☆☆☆ コスト:☆☆☆☆☆ 利便性:☆☆☆☆☆ 価格:128円税抜 解凍方法:要加熱(煮る、レンジ、炒める) 産地:中国
ほうれん草は、生野菜でも茹でればすぐ食べられますので、処理はさほど面倒ではありません。
しかし、あまり日持ちしない野菜なので、保存の出来る冷凍ほうれん草は魅力的です。
そして、ほうれん草は味噌汁、スープ、炒め物、おひたし、離乳食など、何でも使える万能食材。
ミキサーにかけて、『ほうれん草カレー(ザグカレー)』もオススメ。
味に関しては、もちろん生野菜の方が甘みも風味もあり美味しいです。
でも、この業務スーパーの冷凍ほうれん草も許容できる範囲です。
ちなみに、価格は100g/25.6円と破格の安さ。
冷凍ほうれん草のレシピはこちら↓
【動画付】冷凍ほうれん草のアレンジレシピ7選|食品商社歴9年のプロ監修。
パパッと使えて、忙しい時の味噌汁の具やラーメンのトッピングに最適!!
カーネルコーン 500g 総合評価14点
味:☆☆☆☆ コスト:☆☆☆☆☆ 利便性:☆☆☆☆☆ 価格:138円税抜 解凍方法:加熱必要(煮る、揚げる、レンジ) 産地:中国
生のとうもろこしは、鮮度劣化が異常に早く、時間が経つと『甘み』が抜けます。
しかし、冷凍野菜ならば酸化しにくく、酵素の働きが抑制されるので、『とれたて』の鮮度を維持できます。
また、このようにとうもろこしをバラバラにカットするのは結構手間です。
料理に彩りを加えたり、炒め物、スープなど用途も多岐にわたり、とても便利な冷凍野菜です。
味に関しては、この価格でこのクオリティなら満足と言った感じです。
実はもっと甘いコーンもあって、北海道産冷凍コーンはめちゃくちゃ甘くてプチプチ感もあり、美味しかったです。
価格に関しては、100g/27.6円と他の市販の冷凍コーンと比べ段違い。
冷凍コーンのレシピに関してはこちら↓
【食べ過ぎ注意!】業務スーパー冷凍コーンのアレンジレシピ7選|冷食商社9年のプロ監修。
子どもも食べやすく、『バター焼き』や『とうもろこしご飯』などもおすすめ。
かぼちゃ 500g 総合評価14点
味:☆☆☆☆ コスト:☆☆☆☆☆ 利便性:☆☆☆☆☆ 価格:138円税抜 解凍方法:要加熱(煮る、揚げる、レンジ) 産地:中国
生のかぼちゃは、皮が固く、料理に慣れていない人は包丁で指を切ってしまうこともあり得ます。
ですが、この業務スーパーのかぼちゃでしたら、カット済みなのでその心配もありません。
また、冷凍かぼちゃはブランチング処理(下茹で)していますので、すぐに火が通ります。
時短調理には、非常にオススメの冷凍野菜です。
味に関しては、生野菜よりは『ホクホク感』や『風味』は劣り、水分量が多いです。
でも、決して『不味い』というわけではなく、食べやすいかぼちゃって感じです。
価格はカーネルコーンと同じ100g/27.6円で圧倒。
冷凍かぼちゃのレシピに関してはこちら!
【動画付★】冷凍かぼちゃのアレンジレシピ7選|冷食商社歴9年のプロ監修!
潰したり、炒めたり意外と様々なアレンジできる食材です!
スナップえんどう 400g 総合評価12点
味:☆☆☆ コスト:☆☆☆☆ 利便性:☆☆☆☆☆ 価格:208円税抜 解凍方法:要加熱(煮る、揚げる、レンジ) 産地:中国
生のスナップえんどうは、『筋取り』の作業が発生し、結構それに時間がかかります。
でも、この冷凍スナップえんどうなら、ある程度『筋取り』をしているので、調理が楽。
袋から出したそのまま茹でたり、炒めたりして、食べることができます。
味に関しては、生野菜に比べると食感が水っぽいと言えば水っぽいです。
色に関しても、やや深緑色に近く、生野菜よりは色の鮮やかさは演出できません。
しかし、『筋取り』する手間を思えば、オススメしたい商品だと考えます。
価格に関しては、100g/41円と生のスナップえんどうと比べると激安です。
冷凍スナップエンドウのレシピはこちら↓
【エンドウ万能説】冷凍スナップエンドウのアレンジレシピ7選|冷食商社9年のプロ監修
おひたしにしたり、ぺペロンチーノ風にして『ヘルシーおつまみ』が完成!!
揚げなす乱切り 500g 総合評価12点
味:☆☆☆ コスト:☆☆☆☆ 利便性:☆☆☆☆☆ 価格:178円税抜 解凍方法:要加熱(煮る、揚げる、炒める、レンジ) 産地:中国
生のなすは、火が通るのにやや時間がかかります。
しかし、この商品は一度素揚げしており、なす全体に油が浸みこんでいます。
そのため、そのまま『マーボーなす』にしたり、肉みそをかけて『肉味噌なす』にしたりと、時短調理が可能です。
しかし、『油通し』をしているせいか、なすの油分がやや多めに感じます。
味自体は、油っこさ以外は気になりません。
おひたしや和え物を作る際は、茹でて油分を飛ばすほうがオススメです。
価格に関しては、ほんの少し高めの100g/35.6円。(それでも安いけど)
揚げなすのレシピ記事に関してはこちら↓
【劇的に旨くなる!】冷凍揚げなすの下処理とアレンジレシピ9選|冷食商社のプロが動画付で解説。
油っぽさを除けば、カット済みで素揚げまでしているのは、正直便利です!!
まとめ
定番の冷凍野菜はともかく、れんこんとかスナップエンドウは意外だったニャ。
他にも業スーは新商品出しているから要チェックだね!
さて、食品のプロが本当にオススメしたい業務スーパーの冷凍野菜はこちらの9つでした。
- オニオンソテー 500g
- スライスれんこん 500g
- ブロッコリー 500g
- さといもS、Mサイズ 500g
- カットほうれん草 500g
- カーネルコーン 500g
- かぼちゃ 500g
- スナップえんどう 400g
- 揚げなす乱切り 500g
業務スーパーの『冷凍野菜』は激安。その上、時短調理可、食材のごみが出ない、長期保存もできます。
また、正しく調理すればある程度美味しく食べることができます。
しかし、問題となるのが冷凍スペースの問題。
安いからついつい買いすぎてしまうのやっかいですが、『セカンド冷凍庫』を買えばその問題が解決できます。
『セカンド冷凍庫』に関してはこちらの記事で解説しています↓
【冷食商社9年のプロ談】アイリスのおすすめ『セカンド冷凍庫』4選|気になる電気代についても解説。
それでは、ここまで記事を読んでくださいまして、本当にありがとうございました!!